「less is more」の意味が、ピンとこない
ミニマリストの間で愛されている標語「Less is more(より少ないことは、より豊かである)」は、近代建築の3大巨匠の1人であるミース・ファン・デル・ローエが提唱した言葉だ。
引用元:「手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択」 ミニマリストしぶ 著(KADOKAWA)
「少ないほど、豊かである」
「少ないほうが、豊かである」
「より少ないことは、より豊かである」
いろいろな和訳表現がありますが、
僕には、あまりピンときませんでした。
ともすると、
少ないほうが、より豊か?
モノやお金が少ない人の負け惜しみか、綺麗事の清貧思想なんじゃない?笑
こんな誤解を招きかねない表現だとも思います。
今日の記事では、
どんな立場の誰もが納得できる、
「less is more」の意味についての解説をします。
【前提】『be動詞』は『=』
英語の授業で習うことですが、
「○○ is □□」は、「○○ = □□」ということ。
つまり、「less is more」は、「less = more」
直訳すれば、「少ない=多い」
矛盾! щ(゚д゚)笑
これでは、ピンとこないはずです。笑
lessなのは『要素』、moreなのは『余白』
先に、下記の記事をお読みいただくと、理解がしやすいかもしれません。
「lessなのは『要素』、moreなのは『余白』」
このように説明を補えば、
めちゃくちゃすっきりと理解できます。
「less is more」は、
「要素がより少ないことは、余白がより多いことだ」
と表現できるというわけです。
これは、誰もが納得できる説明だと思います。
モノを減らせば、空間に余裕ができる。
タスクを減らせば、時間に余裕ができる。
支出を減らせば、お金に余裕ができる。
決断や懸案などを減らせば、心に余裕ができる。
これも、誰もが共感することだと思います。
『要素』が多いことよりも、
『余白』が多いことに豊かさを感じる。
それが「less is more」の意味なのだと思うのです。
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