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婚姻の『本質』について本気出して考えてみた(3)

婚姻制度の目的の変化を、歴史から考える

婚姻制度の起源については不明だが、

避妊技術医療技術が未熟だった時代には、

若いうちに異性のパートナーを見つけて性交渉し、

子供をもうけることが一般的だった。

また、明治から戦前までは、

国家は国力維持のため人口再生産を重視し、

家制度を作り、家の存続のための婚姻を奨励した。

そのため、戦前までの婚姻制度は、

異性カップル法的承認を与え、

二人の間に生まれる子供を含んだ家族の、

共同生活の保護を目的としたという側面が強い。

しかし、戦後になると、

婚姻についての概念はガラリと変わった。

1947年の民法の改正により家制度は廃止され、

同年に施行された日本国憲法24条により、

婚姻『家と家』との合意ではなく、

当人同士の同意のみでなされるようになった。

また、女性の社会進出や、

避妊技術医療技術の発達などにより、

晩婚DINKSという選択肢も増えたことで、

人口再生産をする夫婦へ法的承認保護

という性格が徐々に薄れ、

生活共同体としての夫婦へ法的承認保護

という性格を強く帯びるようになっていった。

…と、このように、僕は結論づけました。

そうなってくると、

異性カップルには、法的承認保護を与え、

同性カップルには、それを与えない。

という現在の婚姻制度は、

非合理的かつアンフェアだと言わざるを得ません。

カネコ

婚姻制度の目的を、人口再生産の推奨に限定し、子供を授かったカップルにのみ婚姻を認める。

これだったら、婚姻制度から同性カップルを排除する合理性はあると思いますけどね…

しかし、

婚姻制度同性カップルへの適用することには、

主に保守派からの、根強い反対意見があるのです。

続きます。

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この記事を書いた人

余白を大切にするミニマリスト。

1986年9月9日生まれ 独身男性。

ゆるく試行錯誤をしながら、
整った暮らしを目指しています。