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『民主主義の制度設計』について本気出して考えてみた(3)―“国民に信を問う”編

2005年以降の衆議院解散において
時の首相が、何を国民に問うと説明したか

近年、衆議院解散をした首相たちは、

衆議院解散をする理由として、

国民の信を問うため

という趣旨の説明をしてきたことを、

前回の記事で紹介しました。

そこで、

2005年以降の衆議院解散において、

時の首相が、何を国民に問うと説明したか

について調べてみました。

調査対象の衆議院解散を

2005年以降に絞ったのには、理由が2つあります。

カネコ

1つは、
僕が本格的に
政治に興味を持ったのが、
小泉政権から
だから。

カネコ

もう1つは、
2005年の郵政解散以降、

時の首相が記者会見で
解散して国民に信を問う理由


を語ることが
慣例になっているからです。

カネコ

2005年より前の解散でも、

時の首相が記者会見で
解散して国民に信を問う理由


を語ることはありましたが、
現在のような慣例には
なっていませんでした。

2005年 郵政解散(小泉純一郎首相)

小泉首相

郵政民営化に
賛成か反対か

国民に聞いてみたい!

2009年 政権選択解散(麻生太郎首相)

麻生首相

政権を
自民・公明に任せるか、
民主党に任せるか

判断してもらいたい。

2012年 近いうち解散(野田佳彦首相)

野田首相

民主党政権の
政策を前進させるか、
それ以前の政治に戻すか

判断してもらいたい。

2014年 アベノミクス解散(安倍晋三首相)

安倍首相

増税延期と、
その後の確実な引上げ
を
認めてもらえるか。

アベノミクスを
継続してよいか

判断してもらいたい。

2017年 国難突破解散(安倍晋三首相)

安倍首相

少子高齢化と
緊迫する北朝鮮情勢は
“二つの国難”である。

安倍首相

子育て・教育支援への
消費税の使途変更を
認めてもらえるか。

北朝鮮の
核・ミサイル問題への
安倍政権の対応
を
支持するか、
判断してもらいたい。

2021年 未来選択選挙(岸田文雄首相)

岸田首相

この岸田に
お任せいただけるのか

ご判断をいただきたい。

2024年 日本創生解散(石破茂首相)

石破首相

新政権の政策を
実行すること
について、
国民の信任を得たい。

2026年 未来投資解散(高市早苗首相)

高市首相

高市早苗が
総理大臣でよいか。

経済政策
財政政策
安全保障政策などの
大転換を進めてよいか。

判断してもらいたい。

※上記の首相の発言は、記者会見の内容を筆者が要約したものです。

「なぜ任期途中で?」の3つの理由

しかし、こんな疑問の声もあるでしょう。

いやだから…

国民の信を問うんなら、
衆議院の任期満了で
総選挙すればいいよね?

なんでわざわざ
任期途中で解散して
総選挙をするの?
…って話なんだよ。

衆議院議員の任期は4年間です。

4年経てば、嫌でも民意を問う機会が訪れます。

しかし、

戦後のほとんどの衆議院議員総選挙は、

任期満了前の解散によって行われてきました。

それは、なぜなのか?

これはあくまで、僕の中の整理ですが、

その理由は以下の3つに集約されると考えています。

衆議院解散の理由3類型

  1. 積極的解散
    今こそ、国民の信を問いたいから
  2. 戦略的解散
    今なら、
    国民に信任してもらえそうだから
  3. 受動的解散
    政治的な事情から、
    解散に踏み切らざるを得ないから

※なお、一つの解散に、複数の理由が重なっている場合もあります。

この『衆議院解散の理由3類型』について、

次回の記事以降で、詳しく解説していきます。

続きます。

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この記事を書いた人

余白を大切にするミニマリスト。

1986年9月9日生まれ 独身男性。

ゆるく試行錯誤をしながら、
整った暮らしを目指しています。