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『要素』は少なく『枠』は広く

カネコ

この記事をお読みいただく前に、下記の記事をお読みいただくと、理解がしやすいかもしれません。

『枠』の中に、多くの『要素』があるとき、

ごちゃつきや窮屈さを解消し、

『余白』をつくって、すっきりとさせる手段として、

『要素』を減らすのが、ミニマリズム

しかし、『余白』をつくるためには、

『枠』を広げることも必要な場合がある。

今回は、そんなお話です。

モノ篇:「起きて半畳、寝て一畳」はウソ

「起きて半畳、寝て一畳」

人間が必要な広さは、起きている時が半畳で、寝ても一畳あれば足りる。贅沢(ぜいたく) は慎むべきであるという教え。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

ミニマリストはモノが少ないから、部屋は狭ければ狭いほどいいんでしょ?

もしかしたら、

一般の人は、そうお思いかもしれません。

しかし、あくまで個人の意見ですが、

カネコ

全くそんなことはないッ‼︎‼︎

と、僕は声を大にして言いたいです。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

確かに、モノが少なければ、

上の画像のようなカプセルホテルでも、

物理的に暮らしていけないことはないでしょう。

ですが、カプセルホテルのような部屋には、

『空間の余白』がほとんどないので、

圧迫感で精神的に辛くなってしまうと思うのです。

『空間の余白』をつくる為に、

ミニマリズムでは『モノ』を減らします。

ですが、『枠』として、

ある程度の広さを確保することも、必要なのです。

カネ篇:ミニマリズム≠低収入肯定

『ミニマムライフコスト』という考え方があります。

お金から自由になるために、〝ミニマム・ライフコスト〟という発想を持とう。

一年間生活する上で、最低減必要なランニングコストはいくらか。

自分ひとり、または家族が健康的な食事をして、快適に眠る場所を確保する。そのためだけにいくらあればいいのか。

それさえ把握しておけば、ここぞというときに思いっ切り攻めることができる。

(中略)

そのときのために、どれだけ〝ミニマム・ライフコスト〟を下げられるかが重要だ。

「どうなっても、生きていける」ことを確信した瞬間、人はお金から自由になれる。

出典:「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」 四角大輔 著(サンクチュアリ出版)

僕は、この考え方にすごく憧れています。

カネコ

僕は外食中心でたくさん食べるので、エンゲル係数がとても高く、ミニマムライフコスト未達成なのです…。

暮らしに必要な支出をミニマルにすることで、

お金の不安から自由になれる。

生きていく上で、とても大切なことだと思います。

しかし、この「ミニマムライフコスト」。

少し曲解されている時があると思うのです。

自分の暮らしに必要な支出を精選して、

ミニマムライフコストが10万円になったとします。

しかし、

今月の収入は12万円。

ミニマムライフコストは10万円だから、今月もなんとかやっていける。

これは『余白』があると言えるでしょうか?

今月の収入は25万円。

ミニマムライフコストは10万円だから、今月も15万円貯金できる!

これこそ、まさに『家計の余白』だと思うのです。

『家計の余白』をつくる為に、

ミニマリズムでは支出を減らします。

ですが、『枠』として、

ある程度の収入を確保することも、必要なのです。

カネコ

…とか、偉そうに論じていますが、僕は『支出』を絞ることも、『収入』を上げることもできていません。

だから僕は「経済を語らないミニマリスト」なのです。笑

タスク篇:『枠』はあれども、気にしない

人に与えられた時間は、有限です。

人生はいつか必ず終わります。

しかし、いつ “その時” が来るかはわかりません。

『時間』においては、

『枠』がどれだけあるかはわからないが、

『枠』は、刻一刻と確実に減っている。

これが、厳然たる事実です。

だからこそ、僕はなるべく、

『時間の枠』は気にしないようにしています。

これは、お金に置き換えるとわかりやすいです。

多くの人は、お金をたくさん欲しがりますが、

具体的に「○億円欲しい」というよりは、

「お金の心配を気にすることなく、お金を使いたい」

というのが、本音なのではないでしょうか?

「お金の心配を気にすることなく、お金を使う」のイメージ

「制限を気にしなくてもいい」

これこそ、ストレスフリー=『脳の余白』の極み。

カネコ

※注:正確に言えば「制限が全くない」ということも、人間にとってストレスになるのですが、「不本意な制限に抑圧される」というストレスとの比較優位として、ここでは扱っています。

だから、僕は自分の人生において、

『時間の枠』を意識していません。

一方で、時間の有限性も知ってはいるので、

『要素』である『タスク』は精選します。

選択肢は、ミニマルに。

『選択肢』はミニマルに。

しかし、『可能性』は無限大に。

そう思って、日々の残りの人生を生きています。

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この記事を書いた人

余白を大切にするミニマリスト。

1986年9月9日生まれ 独身男性。

ゆるく試行錯誤をしながら、
整った暮らしを目指しています。

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