僕は、ドライな人間だと思います。
不要なモノは躊躇なく捨てるし、
人間関係は、一回一回の『契約更新制』が理想。
結婚・子育て願望も全くなく、
苦痛がなければ、いつ死んでもいいと思っています。
ですが、
昔からそうだったわけではありません。
むしろ、人並みに、
いや、それ以上にウェットな子供だったと思います。
手袋を落として…

あれは、たぶん僕が4〜5歳頃のこと。
冬のある日、
僕は、自分の手袋を、
エレベーターの隙間に落としてしまいました。

その後、僕は大声で泣き喚きました。笑

ここで、皆さんは思うでしょう。

きっと、お気に入りの手袋がなくなっちゃって、悲しかったんだろうな…
しかし、当時の僕が泣き喚いた理由は、
そんな予想の遥か斜め上をいくものでした。笑
それは…



手袋さんが、
エレベーターの地下で、
一人ぼっちで泣いてる。
かわいそう〜!!





当時の僕は、モノにも“命”を感じ、それに感情移入できる心優しい子供だったんでしょうね。



ちなみに、当時の僕が言う『エレベーターの地下』
正式名称は『ピット』だそう。
夏の終わりと、二槽式洗濯機


あれは、僕が小3の夏のこと。
僕は、夏休みの宿題『お手伝い』として、
洗濯に取り組むことにしました。
当時、我が家は二槽式洗濯機だったので、
洗濯は、それなりに手間が掛かる作業。
しかし、僕は一生懸命に取り組みました。
そんな夏が、終わりに差し掛かった頃、
我が家の二槽式洗濯機は寿命を迎えました。



修理に出すより、全自動洗濯機を新調したほうが安いな!
そんな父の決断により、
二槽式洗濯機は廃棄されることになりました。
そして、粗大ゴミの日。
僕は、大声で泣き喚きました。笑


理由は、もうお分かりですね?笑



この夏、
一緒に頑張った
洗濯機さんと
お別れするのは嫌だ〜!





結局、当時の僕は、洗濯機さんにお別れの手紙を書き、それを洗濯槽の中に入れて、泣きながらゴミ捨て場を後にしました。笑



基本的には、小3にしては大人びていた子供だったのですが、変なところだけものすごく幼いままだったんだなぁ…と、今振り返って思います。笑