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刑罰の『本質』について本気出して考えてみた(2)

刑罰の本質は『更生』?

矯正施設への通所ではダメなのか?

極端な話、

犯罪者に、更生を促す矯正教育をするのなら、

彼らを刑務所に収容して、

自由を奪うという罰を与えなくても、

矯正施設に毎日通わせて、

教育・訓練・心理的支援を行えばいいはずです。

カネコ

運転免許の違反者講習みたいな感じで。

しかし、

実際には、矯正施設への通所ではなく、

刑務所に収容して、彼らの自由を奪っている。

これは、

刑罰が、単純な更生プログラムではなく、

自由を剥奪する制裁であることを示しています。

死刑には『更生』機能がゼロ

拘禁刑は、犯罪者の社会復帰を前提とし、

彼らに更生を促すことを目的の一つとしています。

しかし、当たり前の話ですが、

死刑は、社会復帰を前提としていないので、

更生を促すことを目的としていません。

カネコ

拘禁刑は、
自由を奪われることが罰

死刑は、
殺されることが罰、なので。

刑罰の『更生』機能の限界

最後に、更生機能においての、

残酷な現実についても、触れておきます。

三つ子の魂、百まで

とても残念な話ですが、これが世の理です。

カネコ

心理学的にも、
人格の根幹は幼少期に形成され、
その後の変化は限定的だとされています。

もちろん、例外はあるでしょうが、

凶悪かつ残忍な犯行をしてしまうような人間が、

刑務所矯正教育を受けたからといって、

心の底から悔い改め更生できるでしょうか?

カネコ

死刑判決を受けた被告人が、実は同様の事件で過去に数年間服役していた

そんな話を聞くたびに、矯正の効果に疑問を感じてしまいます。

刑罰の本質は『更生』ではない

『更生』の機能

  • 単純な更生プログラムではない
  • 死刑の場合、機能はゼロ
  • 矯正効果に疑問・限界がある

このような理由から、

『更生』は、刑罰の一つの機能ではあるけれど、

刑罰の本質ではないと、僕は考えました。

続きます。

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この記事を書いた人

余白を大切にするミニマリスト。

1986年9月9日生まれ 独身男性。

ゆるく試行錯誤をしながら、
整った暮らしを目指しています。