刑罰の本質は『隔離』?
絶海の孤島のホテルへ隔離ではダメなのか?
極端な話、
犯罪者を隔離するのなら、
彼らを刑務所に収容して、
自由を奪うという罰を与えなくても、
以下のような方法でもいいはずです。

凶悪犯罪者は、
再犯の可能性が高い!
社会から一生隔離する!
凶悪犯罪者は、絶海の孤島のホテルに送られ、
三食昼寝付き、悠々自適の余生を送ることに。


凶悪犯罪者は、二度と社会に戻ることはなくなり、
社会は、安心・安全になりました。
…とはならないですよね?



なんで犯罪者が(絶海の孤島でとは言え)悠々自適に暮らせるんだ💢
と、国民から強い反発が起こるはずです。
極端な喩え話ではありますが、
刑罰が、単純な隔離政策ではなく、
自由を剥奪する制裁であることが、
直観的に理解できるのではないでしょうか。
罰金には『隔離』機能がゼロ
死刑、拘禁刑には『隔離』の機能があります。



死刑は、隔離どころか排除。
無期拘禁は、(事実上)一生隔離。
有期拘禁は、一定期間隔離。
しかし、当たり前の話ですが、
罰金には『隔離』の機能はゼロです。
刑罰の本質は『隔離』ではない
『隔離』の機能
- 単純な隔離政策ではない
- 罰金の場合、機能はゼロ
- 有期拘禁の場合、効果は一時的
このような理由から、
『隔離』は、社会防衛に資する、
非常に重要な刑罰の機能ではあるけれど、
刑罰の本質ではないと、僕は考えました。
続きます。