『応報』を強めることで『更生』を促す
矯正教育プログラムへの懐疑心
第1回の記事でも触れた通り、
刑務所では、矯正教育プログラムとして、
教育・訓練・心理的支援が行われています。
しかし、
第2回の記事でも述べたように、
凶悪かつ残虐な犯行をしてしまうような人間が、
刑務所で矯正教育を受けたからといって、
心の底から悔い改め、更生できるでしょうか?
『矯正教育』よりも『応報』による苦痛
矯正教育の効果を、
全否定したいわけではありません。
しかし、
犯罪者の更生は、
“矯正教育” によってではなく、
“罰の苦痛” から芽生えるものだ。
と、僕は思うのです。


僕は19歳の頃に、一時不停止で捕まったことがあります。



当時、一時停止への遵法意識が低かったことが原因です。



警察に捕まった経験と反則金の納付があったから、しっかり反省して遵法意識を高めることができ、一時停止を徹底するようになれたと思います。
このような自分自身の経験からも、
刑罰において、応報の要素を強めることは、
犯罪者の更生においても、
大きな役割を果たすと、僕は思っているのです。
次が最終回。
最後は、
刑罰の在り方から話を少し拡げ、
社会防衛の在り方について、考えを綴ります。
ぜひ最後までお付き合いください。