

美容室で、希望のヘアスタイルを伝えるのって難しいですよね。
そんなことに悩むうちに思いついたのが、今回のお話です。
政治家は、政策を詳細に語れない?
大阪都構想の実現を目指していた橋下徹氏が、
政治家時代に、こんなことを言っていました。



「大阪都構想の“設計図”を見せろ」とよく言われる。
だけど、政治家の僕に、そんなことができるわけがない。



政治家の仕事は、大きな方向性を示すこと。
それに基づいて、役人が詳細な制度設計をする。
これが、政治と行政の役割分担なんです。


政治家は、ただ選挙で選ばれた人に過ぎず、
行政の実務に長けているわけではありません。
政策の詳細な制度設計は、役人の仕事。
ゆえに、政治家が注力すべきは、
掲げる政策の大きな方向性について、
有権者にわかりやすく説明をして信を問い、
役人に詳細な制度設計を指示することなのです。





『大阪都構想』という政策なら…



「大阪市を分割します」
「広域行政は大阪府(都)に移管」
「住民サービスは特別区で充実」
…と語るのが、政治家の役割。



・法整備
・財政制度
・移行計画
・業務の振り分け
・シミュレーション
などを考えるのが、役人の役割。



…ということになると思います。
『客と美容師』は『政治家と役人』に似ている
『客と美容師』


- 客にヘアスタイルの希望がある
- 客にヘアカットの知識や技術はない
- 客が美容師にオーダー
- 美容師が髪質的に難色を示すことも
『政治家と役人』


- 政治家に政策のビジョンがある
- 政治家に行政実務の知識は少ない
- 政治家が役人に制度設計を指示
- 役人が行政合理性的に難色を示すことも



理屈っぽい僕は、橋下さんの話を聞いた時に、この二つが似ているなと思ってしまったのです。笑



次の記事では、希望に近いヘアスタイルを手に入れるために、僕が心がけていることについて語ります。
続きます。