対人関係においてのグラデーション
僕は、相手を見る時に、
自分の心を許して付き合えるかどうかを、
結構はっきりとジャッジするタイプの人間です。
しかし、
【白】か【黒】かの二択で、
相手をジャッジしているのではありません。
人間は、不完全な存在。
どんな人にも、短所や欠点があります。
好きな人の嫌な部分を見てしまったり、
逆に、苦手な人の意外な一面を見たり、
そういう経験が、誰しもあるはず。
自分の中における相手に対する評価も、
【白】か【黒】かをはっきりする必要はなく、
グラデーションであっていいと思っています。
ただ、僕は自分の心を守る為に、
【ダークグレー】気味の人とは、距離を置きますが…
詳細は控えますが、僕は生い立ちの関係で、自分の母へ『複雑な感情』を今でも抱き続けています。
僕にとって母は『暖かくて、心を寄せて信頼できる母親』ではありません。
かと言って、幼少期に愛情を与えてもらえなかったかと言えば、決してそうではありません。
むしろ、たっぷりの愛情で育ててもらったと、心の底から思っています。
しかし、母からトラウマレベルの害悪を何度も与えられたこともまた事実。
母親を憎む気持ちも、確実に僕の中に存在します。
僕は、母を憎んで否定的に評価すべきなのか、母を許して肯定的に評価すべきなのか、真剣に何度も悩みました。
今もその答えは出ませんが、それでいいのだと思います。
何もかもを白か黒かをはっきりさせることができるなんて、あり得ないフィクションであり、現実は、グラデーション。
僕にとって母は、肯定的な存在でもあり、否定的な存在でもある。
いつか、母を【ライトグレー】だと思える日が来たら、その時に母を許せばいいのだと、今は思っています。
続きます。