僕が民主主義に求めること
今回のシリーズの大前提として、
僕が民主主義に求めること
について、最初にお伝えさせてください。
それは、以下の2つの点です。
- 迅速に決定できる民主主義
- 国民による政権へのチェック機能の確保
1.迅速に決定できる民主主義
善良な賢者による独裁がベスト

カネコなんか炎上しそうな
刺激的な見出しで、
大変恐縮ですが…笑
僕は、政治の意思決定において、
真に必要な政策を、
スピード感を持って実行するためには、
善良な賢者による独裁がベストだと思っています。
しかし、
- 完全に善良な人間はいない
- 仮にそういう人間がいたとしても、
その人物が永遠に統治できるわけではない - 絶対に間違わない決定をできる人間はいない
- 仮にそういう人間がいたとしても、
すべての人が納得する決定をすることはできない
という理由から、
善良な賢者による独裁は、
現実にはあり得ない、理想の話だと思っています。
独裁よりマシな、民主主義


民主主義は最悪の政治形態である。――ほかに試みられてきた、これまでのあらゆる形態を除けば。
イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルが、1947年11月11日の英国下院演説で引用した有名な言葉
現在、多くの先進国では、
政治体制として民主主義が採用されています。
しかしそれは、
民主主義が、
政治の意思決定においてベストだから
という理由ではないと、僕は思っています。
民主主義においての、
- 意思決定の遅さ
- 衆愚政治に陥る危険性
というデメリットが、
独裁においての、
- 無能な独裁者が誤った意思決定をする危険
- 独裁者への忖度によって、
正確な情報が届かなくなる危険 - 邪悪な独裁者が私利私欲に走る危険
- 国民の自由や権利が侵害される危険
- そんな権力の暴走を止めにくい制度であること
という重大なデメリットと比較すればマシなので、
民主主義を選択していると僕は思っているのです。
民主主義のメリットとデメリット
ここで、改めて整理しておきたいです。
メリット
- 多様な民意を政治に反映できる
- 政治的な決定に納得感が生まれやすい
- 権力の暴走を抑制しやすい
- 国民が政治権力を選び直せる
デメリット
- 意思決定の遅さ
- 衆愚政治に陥る危険性
日本に住む日本国民である僕は、
民主主義のメリットを存分に享受しています。
だからこそ、



民主主義のデメリットを
少しでも緩和したい…!
と思うのです。
迅速に決定できる民主主義がベター


衆愚政治に陥る危険性というデメリットは、
完全になくすことはできませんが、
衆愚政治によって国民が誤った判断をしても、
国民には、選挙によって政治権力を選び直し、
誤った政治を修正する機会があります。



例えば…
自民党がダメだと思って、
民主党に政権を任せた。
でも、民主党は、
自民党よりもっとダメだった。
だから、
もう一度自民党に政権を戻す。
…みたいなことができますよね。
そして、
意思決定の遅さというデメリットは、
迅速に決定できる民主主義
を目指し、
議会・内閣制度を以下のように改革することで、
緩和できるのではないかと考え、
今回のシリーズで、提案をしていきます。
迅速に決定できる民主主義
- 一院制(任期4年)
- 首相公選制ではなく、議院内閣制を維持
一院制(任期4年)
については、第4回の記事で、
首相公選制ではなく、議院内閣制を維持
については、第5回の記事で、
それぞれ詳しく説明をしていますので、
どうかお読みいただければ幸いです。
また、
上記提案を理解する上での、
前提知識を共有するために、
現在の議会・内閣制度についての考察記事を、
第3回の記事として載せていますので、
先にお読みいただければ、
理解がしやすいかもしれません。
2.国民による政権へのチェック機能の確保
意思決定の迅速化を目指す一方で、
権力の暴走を防ぐことも重要です。
そのため、
権力の正統性や、権力の行使の正当性について、
国民が政権をチェックできる機能を、
確保することが極めて重要だと考えています。
国民による政権へのチェック機能の確保
のための議会・内閣制度の改革案としては、
今回のシリーズで、以下の提案をしていきます。
国民による政権へのチェック機能の確保
- 首相にフリーハンドの解散権
- 総選挙を経ずに就任した新首相には、
120日以内の解散総選挙実施ルール - 内閣不信任案の否決
→総選挙実施についての国民投票
首相にフリーハンドの解散権
については、第10回の記事で、
総選挙を経ずに就任した新首相には、
120日以内の解散総選挙実施ルール
については、第11回の記事で、
内閣不信任案の否決
→総選挙実施についての国民投票
については、第12回の記事で、
それぞれ詳しく説明をしていますので、
どうかお読みいただければ幸いです。
また、
上記提案を理解する上での、
前提知識を共有するために、
衆議院解散についての考察記事を、
第6〜9回の記事として載せていますので、
先にお読みいただければ、
理解がしやすいかもしれません。
続きます。











