課題の“選択と集中”、そして“脳の余白”
特別支援学校教員児童生徒には、
たくさんのことが
できるように
なって欲しい。
どの教員も、そう思っているはず。
ですが、現実的には“制限”があるのです。
(例)路線バスでの校外学習



児童生徒には、
自分の財布から
お金を取り出して、
運賃を払えるように
なってもらいたい。
その気持ち、ものすごくわかります。
しかし…
- 降車するバス停名を聞き、ボタンを押す
- 運賃を確認する
- 鞄から財布を取り出す
- 財布から運賃分のお金を取り出す
- お金を握り締めつつ、財布を鞄にしまう
- 運賃を支払う
- 運転手さんにお礼を言う
特別支援教育対象の児童生徒にとっては、
タスクが多すぎて、それはかなり難しいのです。
ここで、ミニマリズムの登場です。
タスクを、本質的なものだけに絞り込みます。
特別支援教育の目的は、
児童生徒を善良な“社会の形成者”に育て、
彼らが社会生活で困らないようにすること。
今回の場合で言えば、
運賃の支払いができて、
運転手さんにお礼が言えればいいのです。



僕が教員なら、
児童生徒に
交通系ICカードを持たせ、
運転手さんへお礼を
きちんと言えるように
指導しますね。
- 降車するバス停名を聞き、ボタンを押す
- 交通系ICカードをタッチ
- 運転手さんにお礼を言う
タスクを本質的なものだけに絞ったことで、
児童生徒に“脳の余白”ができます。
その結果、彼らは落ち着いて行動できるし、
心から運転手さんにお礼を言うことができる。
そのように、僕は思うのです。
続きます。



