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ミニマリズムと特別支援教育(5)―“選択と集中”③ 言葉掛け編

そして、忘れてはいけないのが、

『児童生徒に対する言葉掛け多くなりがち』問題。

特別支援学校教員

児童生徒に
たくさんのことを
伝えてあげたい!

こういう熱い善意から、教員の話は長くなりがち…。

しかし、児童生徒の中には、

多くの言語情報を一度に処理できない人もいます。

ここで、ミニマリズムの登場です。

言葉掛けを必要なものだけに絞り、

短い言葉で、“間”を充分取って、話すのです。

特別支援学校教員

授業を始めます。みんな〜!いつものように、画用紙とハサミとのりを用意して〜!で、いつもと同じ席で作業を初めてね。で、今日は10個できたら先生に報告してね。わかったかな〜?はい、じゃあ始め〜♬

嘘のような話ですが、

こういう特別支援学校の教員、結構いるんです。笑

僕が教員だったら…

カネコ

授業を始めます。



今日は10個。



10個できたら、僕に報告してください。


では、作業開始です。

必要なことだけを、短い文章で、

“間”を充分取りながら言います。

“要素”をミニマルまで削ぎ落とし、

“余白”を充分に確保する。

まさに、ミニマリズム

カネコ

文章が短ければ、
児童生徒が
内容を理解できる確率が
飛躍的に上がります。

カネコ

そして、
文と文との間に、
“一瞬だけ黙る時間”
しっかりと設けることで、
児童生徒に、
先生は何を言うんだろう?
と思わせて、
こちらに注意を引きつけられるし、
その後に言う言葉が
“強調”されると思っています。

カネコ

ミニマリズムとは
関係ありませんが…

いつもやっていること
についてまで、
教員がベラベラと
喋ってしまうと、
児童生徒が

いつも次は何をするんだっけ?

と、自分の頭で考える機会を
奪ってしまいます。

カネコ

言葉掛けは最小限に。

児童生徒が
理解していないようだったら、
追加で言葉を
掛ければいいのです。

さいごに…

今回のシリーズで挙げたこと以外にも、

“行動をルーティーン化する”など、

ミニマリズムに通じる指導方法が、

特別支援教育の世界では行われています。

ミニマリズムと特別支援教育

この2つは、極めて親和性が高い。

そのように、僕は思っています。

課題を本質的なものだけに精選することで、

児童生徒は、“脳の余白”がある状態で、

課題に集中して取り組めるので、

ゆっくりと確実に成長することができます。

そして、“課題の選択と集中”は、

指導する教員側にも、“脳の余白”をもたらします。

指導者側が、精神的な余裕をきちんと持つ。

これは、特別支援教育において非常に重要です。

ミニマリズムは、

特別支援教育において、

児童生徒にも、教員にも、

計り知れない効用をもたらします。

最後に…

ミニマリズムと特別支援教育に関する、

今回のシリーズにおいての僕の一考察が、

特別支援教育に携わる皆様の一助になれば…

そう願いながら、筆を置きたいと思います。

最後までお読みいただき、

本当にありがとうございました。

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この記事を書いた人

余白を大切にするミニマリスト。

1986年9月9日生まれ 独身男性。

ゆるく試行錯誤をしながら、
整った暮らしを目指しています。